老人ホームを見学するときにチェックしたいポイント
老人ホーム入居を検討して、ホームページやパンフレットを調べていると、実際に施設内がどうなっているのか、どういう雰囲気なのかが気になると思います。
はじめて入居される方やそのご家族の方で、事前に画像や動画で見たけれど、イメージがつかめない、実際の様子が見てみたい、見学の際はどこを見たらよい?という声を多くいただきます。
今回は老人ホームの見学をする際にチェックすべきポイントや確認項目、見学予約の流れと一緒に解説していきます。
目次
老人ホーム見学が必要な理由
老人ホームを終の棲家と決める方が増えてきておりますが、その大切な場所を
事前にホームページやパンフレットを読んだだけの情報で判断することは、なかなか難しいものがあります。
実際に訪問して、時間をかけて見学をして得られる情報は多く決断を下す際の判断材料になります。
そのため入居後に後悔しない施設選びのためにも見学を外すことはできません。
老人ホーム見学では、そこで勤めている介護士さんや施設スタッフ、入居している方々の様子が
確認でき、画像や説明資料だけではわからないホームの独自の雰囲気を感じることができます。
それらの情報は、いくつかの施設を比べるご家族や入居者様にとって、どこが自分たちにとって
良いホームなのかを判断する重要な要素となります。
また、ホーム側も事前見学を推奨することが多いです。老人ホーム入居は、双方にとって納得いくもので
あることが大前提です。
実際に入居してみて、こんなはずではなかったと解約され入居金を返金することは、
双方にとってデメリットになります。
金額や立地など、ある程度の条件が合致するホームを見つけたら、必ず見学に行きましょう。
見学予約の仕方
まずは老人ホーム見学予約の仕方について解説します。
老人ホームは施設スタッフが忙しく動かれており、かつ先に入居されている方の
プライベートな場所でもありますので、見学の際は必ず事前予約をしましょう。
まずは施設へ連絡をとり、見学日の予約をすることからはじまりますが、流れは以下の通りです。
老人ホーム見学予約の流れ
①施設見学日時を複数日用意する
②見学日の確定
③事前に見学でチェックしたいポイントを確認
④持ち物の準備
施設見学の回数や時間
老人ホームの見学は、入居前に候補とするいくつかの施設でおこない、それぞれ良いところ、不満なところを比較検討することからはじめます。
ですが比較検討する施設が多いと、情報整理や判断ができずストレスになってしまうこともあります。
費用や入居条件、入居後のイメージができるかなど、取り寄せたパンフレットや施設のホームページでわかる情報で、数か所に絞り込み見学しましょう。
そこで満足できるホームがなければ、さらに見学施設をピックアップします。
訪問する時間帯は、昼食やレクリエーションの時などにすると入居者やスタッフの様子がわかります。
入浴設備などをチェックしたい場合は、使用していない時間帯を確認しましょう。
1度の見学ですべてを確認するのは難しければ、納得できるまで何度でも見学に行きましょう。
その際に時間帯を変えてみることで、また違うホームの表情を見ることができます。
見学時にチェックしたいポイント
ここからは、老人ホーム見学の際にチェックしたいポイントや項目について解説します。
チェックしたいポイントは、施設が入る建物の様子や、施設スタッフ、サービス内容(リハビリ、医療、介護体制)、施設の雰囲気や入居者の様子です。
それぞれを個別にご紹介します。
見学チェックポイント「建物」
まず施設見学で確認したいポイントが、老人ホームが入る建物です。
ホームまでの交通アクセスや周辺環境が静かな場所かどうかを見ましょう。老人ホーム入居後も、継続してご家族や知人が訪問してくることが多く
また自分の家に戻ることも多々あります。また立地している場所が、住宅街なのか、自動車の往来が多い道路の近くなのか、事前に把握しておくことが重要です。
くわえて専用居室や共有スペースの広さ、入浴設備、建物内の清掃・メンテナンス状況もチェックしておきましょう。
見学チェックポイント「施設スタッフ」
施設の人員体制、採用・離職状況も確認しておくとよいでしょう。施設スタッフが多くても、余裕のあるサービスが受けれるとは限りません。スタッフの方が
気持ちよくはたらいている場所なのか、ホームの方針や雰囲気など、職員やホーム長と作り上げていくものですので、施設スタッフの方と積極的に会話をして
雰囲気を確かめておきましょう。
見学チェックポイント「サービス内容(リハビリ、医療、介護体制)」
サービス内容(リハビリ、医療、介護体制)も必ずチェックしておきましょう。救急搬送する場合の近隣の病院や医師・看護師がどれくらいあるか、どれくらいの
頻度や時間なのか、施設の協力医療機関や健康管理体制も確認しましょう。また介護度が進行しないためにも、自立支援や介護予防のプログラムは重要です。
自立支援や介護予防、リハビリの取り組みも見ておきましょう。
見学チェックポイント「施設の雰囲気や入居者の様子」
毎日を過ごす場所となるので、老人ホームの雰囲気が本人もしくは家族に合っているかは非常に大切です。
老人ホームの職員のあいさつや対応などを見学しながらよく観察してみましょう。
できれば介護中やレクリエーション中の様子などを見ることができれば、現在入居している方の雰囲気もうかがえます。
見学チェックポイント「入居条件、退去用件」
各老人ホームや介護施設には、入居する際に定められた入居条件や退去用件があります。
詳しくは「老人ホーム入居には保証人・身元引受人が必要?いない、頼めない場合の対処法や違いを解説」の記事をご覧ください。
見学チェックポイント「料金プラン・費用」
施設を見学すると、ホームページやパンフレット資料では見えてこなかった新しい老人ホームの魅力が見えてきます。
そこから自分の入居後のイメージをして、サービス内容が膨らんでくることもあります。
見学した際には、ホームの職員やスタッフから直接料金プランや費用について聞くこともおすすめします。
ほかの利用者がどういったプランで入居されているのか、どのサービスを活用した方がいいのか、アドバイスをもらうことができます。
まとめ
老人ホームは終の棲家として、長く住まう場所になることがあります。
決して安くはない料金もかかりますので、なるべく事前確認や見学を行い、ベストな施設をお選びください。
また老人ホーム見学について詳細にお知りになりたい方は、ぜひ一度近畿老人ホーム紹介センターへお問い合わせください。知識と経験の豊富なスタッフが相談に載らせていただきます。
また近畿老人ホーム紹介センターでは、奈良県の老人ホームを中心に大阪府の老人ホーム、京都府の老人ホーム、兵庫県の老人ホーム、滋賀県の老人ホーム、和歌山県の老人ホームをワンストップでご紹介できますので、ぜひ一度WEBサイトをご覧ください。
おすすめの関連記事
老人ホームを見学するときにチェックしたいポイントの記事はいかがでしたでしょうか。
ほかにも老人ホーム情報のおすすめ関連記事をご紹介します。
「老人ホームの費用が払えない?費用を安く抑える方法と対処法を解説」
「老人ホームの体験入居とは?チェックポイントや流れ、メリットを解説」
施設見学した後は、一部老人ホームで体験入居を受け入れているところもあります。
さらに詳しく知りたいと考えている方は、こちらも一緒にご覧ください。